沖縄高専

長寿の島、沖縄を観光する ”腸内細菌叢解析”

チーム名
iWellness
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

私は沖縄県の長寿地域に住む長寿者の腸内細菌叢を研究しております。
腸内細菌と人との関係性は様々報告されており、今日ではスーパーに沢山の乳酸菌食品などが並ぶことからもその話題性について伺えます。
目に見えない菌を定性・定量的に測ることは一般では難しい一方、沖縄高専ではこれらの解析を行う機器・技術ノウハウが揃っています。
この技術を沖縄の長寿復活や観光へフィードバックし、貢献したいと計画しました。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

オンラインの他、県内のホテルやお土産品店にて「腸内細菌叢解析キット」を提供・販売し、「腸内細菌叢解析」を県内の観光ツアーとして取り込みます。
沖縄高専の学生が科学的操作・解析技術を駆使、観光客にわかりやすく菌叢の状態と改善方法を提案します。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

観光客の腸内細菌叢の状態を日本人の平均的な菌叢状態と比較した、渡航前と渡航後の腸内環境についてのわかりやすいレポート。
また、県内ホテルのレストラン等との提携で、一人ひとりの腸内環境に合った、沖縄の生物資源を使った料理・商品を提案し、より高度なウェルネスツーリズムの提供。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

世界の長寿地域を定義した「ブルーゾーン」という言葉があります。沖縄県はその一つと言われていますが、年々、平均寿命は低下しています。
一方で、沖縄には国内外から、ウェルネスツーリズムとして健康を求める観光客も多く訪れます。
iWellnessではそれら観光客や県民の方々へ、腸内環境から健康を見直す機会を提供することで、沖縄県の長寿文化の再発見に貢献します。

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

既存のサービスは、採便キットをインターネットや病院などで販売しています。
本サービスでは、ホテルやお土産品店での販売など、観光地統合型の直接販売を行い、
地域や観光に根ざした販売形態で、腸内細菌叢解析をより身近なものにします。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

健康志向を持った、沖縄を訪れる観光客が主なターゲット。
リゾートホテルや観光客が訪れる観光スポット・お土産物店や飲食店へ積極的なマーケティング戦略を展開予定です。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

解析する際のコスト(使い捨て)が数十万円単位でかかります。このコストのほとんどが、検体数ではなく1回あたりにかかるため、検体が集まれば集まるほど原価は安くなります。
一方、検体が少数しか集まらない場合、原価が高く、赤字となってしまうため、サービスの種類を幅広く展開し、一定数の受注を確保することが必要だと考えています。