一関高専

見守り隊E

チーム名
arcNITIC
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

少子高齢化が進む現代で、高齢者・独居者の孤独死が一つの社会問題となっている。孤独死とは誰にも看取られずに死亡することで、長期間遺体が放置されることが問題となっている。そこで私たちは、一関高専電気・電子系で得たモノづくりの専門知識・技術を応用して、いち早く住居者の異変に気付くための安価な見守りサービスを提供し、高齢者・独居者とその家族が安心して暮らせる社会の礎を築きたいと考えた。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

このプランは、利用者がアプリで対象の住居者(例:一人暮らし世帯、アパートに独居している人)に異変がないかを見守ることができるものである。サービス提供者が対象住居の分電盤に小型電流センサを含む小型計測モジュールを用いて電力情報を取得し、クラウド・データサーバーを経由してアプリケーションに反映させる。そして顧客に、システムの見守り対象者の生活の様子や危険予測を半自動的にお知らせするサービスを提供する。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

アプリ利用者の方々に対して、電力情報×機械学習×生活による見守りサービスを提供する。このサービスは、普段の生活状況と違う電力情報を機械学習により検知すると、アプリの利用者に通知するものであり、対象の住居に電力情報を取得するのに必要な小型電流センサを含む小型計測モジュールを設置する。また、消費電力の見える化を行い、電力デマンドに着目した省エネルギー化や電力料金の削減に貢献できるサービスも提供する。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

孤独死は近年急激に増加しており、遺体の長期放置による物件の損傷や火災などの事故が社会問題となっている。私達の見守りサービスはAI×電力情報を利用して移住者の異変をいち早く予見することで、孤独死のリスク減少や遺体の早期発見が可能となる。一人暮らしの高齢者やその家族に安心感を提供できる。また、地球温暖化や電気料金の高騰という社会課題にも省エネルギー化やAI×電力デマンドによる電気料金の削減に貢献する。

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

類似例として関西電力さんの「過去の電力情報とその日の電力情報との違いを検知すると、異常を家族にメールで通知するシステム」がある。これは、スマートメータで30分毎に情報を取得しているが、私たちは小型計測モジュールを用いてより詳細な電力情報を取得し、異常検知の精度を上げることができる。また、AI技術を駆使することでより的確な異常検知だけでなく、電気の使用アドバイスなど付加価値をつけることが可能である。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

介護施設・アパートなどの施設や、高齢者・独居者の安否確認が必要な個人が対象である。介護施設などの機関には、訪問・電話による営業を実施する。個人を含め幅広く周知するために、SNSやWebページによる宣伝や、直接営業することを考えている。販売方法は試用期間として無償提供し、データ収集と合わせてサービスを提供する。サービスに満足していただけた場合、1~2か月後に月額制による本サービスの契約を考えている。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

事前の需要調査や適切な価格設定が必要な中、サービスの試用期間やデータ収集には慎重な計画が必要である。さらに、個人情報の適切な取り扱いと設置に関する規制関連、分電盤への影響、他業者へ配慮についても考慮する必要がある。

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