都城高専

農業の選別作業をCHANGE! 選別機「せんかちゃん」の商品化

チーム名
SENKAY
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

本校では、ピーマン選別機の開発研究が進められている。これは宮崎県の特産物であるピーマンの選別作業を半自動化するもので、これまで手作業だった行程を効率化することができる。開発は終盤に差し掛かっているが、商品化への取り組みが課題であった。本研究をスタートさせた学生の弟として、このまま終わらせたくない、ひいては日本の農業の減退・食料自給率低下を防ぐ一因にしたいと思い、本プランを構想した。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

まずは我々で学内ベンチャーを立ち上げ、装置開発・製品企画を行う。製造・量産は連携企業に委託する。SNSやこれまでの装置開発で連携してきた地域団体を通じて宣伝・促販し、オンライン通販サイトを用いて顧客へ販売する。後に装置開発が進み、様々な野菜や果物の選別に対応できるようになれば、地域の道の駅やホームセンターといった地元の人がよく利用する場所で、その地域の特産物に合わせた商品を提供したい。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

我々は、まずは老若男女問わず誰でも簡単にピーマンの選別作業ができる選別機「せんかちゃん」を商品化する。本装置により、今まで手作業で大変だったピーマンの選別作業が、高齢者の方々や新しく農業を始める人でも楽に行うことができるようなものに変わる。次に装置改良を進め、ピーマンに限らず様々な野菜や果物の選別作業を手軽に自動化できる装置を開発・商品化していきたい。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

農業という分野でも現在、高齢化と担い手不足が深刻な課題となっている。その解決のためには、農作業の更なる自動化や効率化が必要である。そこで、今まで手作業で行っていた「選別作業」に着目した。本装置を使用することで瞬時に選別することができ、農作業の効率化が実現できる。本装置に乗せるだけという簡単な作業のため、農福連携や新たな人材確保にも繋がる。

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

本装置は既製品と比べ小型で持ち運びが可能であり、誰でも容易に使う事ができ、場所を選ばず使用できる。また、既製品と比べ格安での提供を考えており、気軽に導入できるという利点がある。さらに、本装置の開発は長年にわたる地域団体や農家と連携したものづくりをベースとしており、豊富な社会実装の実績がある。将来的にはアタッチメントの交換と設定変更で様々な野菜や果物の選別にも利用できる装置にする事を目指している。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

「瞬時に選別」、「誰でも簡単に使える」。この利点を生かし、選別作業を手軽に効率化したい農家や新しく農業を始める方向けに販売したい。販路としてオンライン通販サイトを想定し、ゆくゆくは地域の道の駅やホームセンターといった地元の人がよく利用する場所で、その地域の特産物に合わせた商品も提供したい。宣伝は主にSNSを活用し、POP広告や業界・地元情報誌、連携している地域団体なども活用したい。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

本装置をピーマンに留まらず選別作業が必要な他の野菜や果物でも利用できるように改良することや、収穫と同時に選別できるような機能の開発が進んでいない。また、現状では製作コストが高く、農家の要望にある価格水準に達していない。いかに安く安全かつ耐久性のある製品にできるか、もしくは更なる付加価値を付けられるかが大きな課題である。また、商品製造企業との連携も課題である。

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