大分高専

あなたに寄り添うコンピューター 「シンクロビア」(Syncrobia)

チーム名
大分高専電子計算機部
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

昨今の生成AIの発展、そしてスマートフォンやウェアラブルデバイスなどから、これらを組み合わせさらに進化させることで、今までにないコンピュータを作れるのではないかと思い、着想した。これまでのコンピュータは人間の外側にあり、自分から何か作用しなければ何も出力しないものであったが、我々の提案するシンクロビアは、この固定観念を破壊し、まったく新しいコンピュータを提案する。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

シンクロビア本体を装着しているあらゆる時と場面で、生活のサポートを音声により提供する。さらに,連携するアプリケーションによってシンクロビアの記録したデータとその傾向を分析し、提供する。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

シンクロビアは私たちの生活をサポートするデバイスである。首掛け型で小型のマイク・カメラ・イヤフォンを搭載していながら軽量であり,絶え間なく音声・映像をAIが解釈する。これによって,私たちが生活で困ることを未然に防いだり、より良い生活への提案を行う。例えば、忘れものを教えてくれたり、睡眠リズムの改善提案などを行うことができる。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

シンクロビアは、常に周囲の情報を収集・解釈することによってAI自体を最適化し、様々な人のライフスタイルに寄り添ったニーズに応えることが可能である。例えば、予定が多く忙しい人には仕事仲間の発言を解釈してスケジュールを自動で作成したり、装着者自身の発言を解釈することで、メンタルケアなども行うことができる。これらは結果的にさらなる社会の生産性向上に繋がる。

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

例えば Apple Watch などといった既存のウェアラブルデバイスは、装着することで我々の生活体験を向上させるという思想で一致する。しかし、これらは自動で装着者の音声・映像といった多くの情報を収集するということは行えず,心拍数など極めて限定的な情報のみを収集する。結局、これらは装着者の操作に応じて応答するというものに過ぎない。シンクロビアはこの点で全く異なり、比較することは出来ない。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

サービス対象は、老若男女問わず、社会で生きるあらゆる人間である。実演や広告,または直接の売り込みなどで宣伝していきたいと考える。販売形態についてはオンラインショップ・家電量販店などからの購入などとなる。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

技術的課題が大きいことが挙げられる。体に装着できる程度に小さくて軽くありながら、音声認識と映像認識、それを元に動作するソフトウェアの全てを同時に常時動かすことが要求されるためである。本体はこの処理をせず、 スマートフォンなどの外部機器にそのような処理を任せることも考えられる。しかしながら、データが流出してしまう危険性などセキュリティ面の懸念が大きい。