イントラプレナー部門

0xC0FFEE - オープンソースAI焙煎機の開発

チーム名
0xC0FFEE
高専名
大分高専
このプランのビジネスプラン概要
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このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?

コーヒー焙煎は、焙煎機に付きっきりで行う必要があり、接客しながら行うのは難しく、閉店後や休業日に行うのが常である。また、常に同じ焙煎を温度や湿度に合わせて行うのは職人技を要し、温度調整は勘に頼っている部分も多い。

このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?

- サードウェーブ以降のロースター
- 中小規模
- 焙煎量月30~50kg
- 新鮮さ重視
- ネットショップ
- 副業
- 30~40代 男性

このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?

プロファイルに沿って全自動で焙煎が行われるため、焙煎中でも他の作業が行える。営業中でも焙煎が行えるため、閉店後や休業日に在庫を補充するために焙煎をする必要もなくなる。必要なのは、最適なプロファイルを探し出すだけ。
また、オープンソースであるため、焙煎機に関する情報が得られやすく、焙煎の研究をする際も容易に進められ、メンテナンスも全て自分で行えるようになる。

このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?

AIにより全自動で温度制御が行える焙煎機と、プロファイル管理や在庫管理が行えるソフトウェア

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

焙煎機の設計図や部品表、ソフトウェアなどをオープンソースで公開し、誰でも材料と設備さえあれば1から作ることの出来る環境をつくる。また、自分で作るのが難しい人向けに、自社で製造した組立品やキット品を販売する。

すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。

- Roest: ハードやソースコードはクローズドである点以外は、ほぼ同じ製品である。それらをオープンにして、より大きなコミュニティを形成することで、焙煎の技術や文化を加速させることができる。
- Artisan: 2010年からオープンソースで開発されている温度管理ソフトである。AIによる温度制御や在庫管理機能はなく、また、日本語のサポートがないため、日本での知名度は海外に比べると低い。

全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。

自分で焙煎や販売をしている中で実感した課題や、行きつけのロースターさんが抱える様々な課題を解決するために焙煎機を開発しようと思い立ち、差別化を図るために、研究室等で触れたAIや以前から興味があったオープンソースを組合せたアイデアを基に、現在、零号機を開発しています。開発する中で、自分の技術や経験不足を実感することもありますが、自分のプロジェクトでコーヒーがより良くなる日を夢見て日々頑張っています!