このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?
就学前は知育として重要である。就学前に様々な経験をするか、しないかの違いは就学後に差として顕在化する。現代社会はデジタル化が進み、学校においてもタブレットの導入や電子教科書での授業、動画の視聴などここ数年で大きく変化している。
就学前にデジタル技術に触れる機会を増やすこと、発想力の成長を促すためにも様々な体験の機会を増やすことが必要である。
このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?
幼稚園や保育園に通園している園児。ビジネス対象者は2パターン考えられる。
①園児の保護者(前述の習字教室などと同じ位置付け)→申し込んだ園児のみ
②園の運営者(園の付加価値として契約)→園児全員が受けられる
このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?
就学後ならびに将来、今以上に重要になるデジタル技術やモノづくりを就学前に体験する機会を、今、各園で開催されている“習い事”の位置付けとすることで保護者の方にも受け入れられやすいと考える。単なる座学ではなく、実際にモノづくりをことは、発想の柔軟性が養われる。
このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?
保護者がお迎えに来られる前の時間を活用して高専で学んできたプログラミングや3Dプリンターの知識を基にモノづくりを学ぶ機会として月2回学ぶ習い事を開催する。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
幼稚園や保育園などに出向き就学前の子供に3Dプリンターやプログラミングなどのデジタル技術を用いたモノづくりを月に二回行う。このサービスが安定してくれば県外への出張でワークショップを開催する。開催を予定しているワークショップは3Dプリンター、プログラミング、AIを使うもの、iPadでの勉強などがある。
すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。
園で希望者に向けての習い事は、英会話教室、習字教室、運動教室、そろばん教室、音楽教室(ピアノ、オルガン、など)などが開催されている。近隣の保育園をリサーチした結果ではプログラミング教室などデジタル技術の習い事は園では開催されておらず、園外での開催のみである。
全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。
SDGsを学ぶ機会が有り、就学前の学びの大切さを知った。高専で学んだことを生かしてデジタル技術をベースに取り組みを検討した。今後身近になる可能性がある3Dプリンターやプログラミングなどのデジタル技術を用いて体験してもらい就学前の学習を充実させる。この活動を通してモノづくりの楽しさ、そしてデジタル技術の理解を少しでも深めてもらいたい。