ソーシャルドクター部門
STUniverse
- チーム名
- 背水の陣
- 高専名
- 香川高専 高松キャンパス
このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?
不登校が増える中、学校に行かなくてもリモートで同等の学びを提供し不登校という概念を無くす世界を作りたいです。学校に行かないとなると基本個人で勉強などをしていく必要があります。そのため、グループワークなど対人での学びの経験が浅くなり、社会的なスキルが身につきにくくなってしまいます。これを解決するサービスを開発し、グループワークの機会も提供して、学生が社会から取り残されない環境を提供していきたいです。
このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?
初期段階では高専生をターゲットとし、最終的には小学校高学年から大学院生(博士後期課程)の人、特に学習指導や進路に関する相談をしたい学生や不登校になりかけ、あるいは不登校の状態の学生の方々が顧客になることを想定しています。
このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?
去年の起業家サミットで考えたビジネスプランを進化させました。このプランでは、「教え合い」をモットーに、勉強の理解度を高めることを目指します。また、オープンバッジを導入し、教える側に経歴として残る形で還元する仕組みを考えています。
このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?
勉強の教え合いプラットフォームを提供します。そこでは設定した得意分野と苦手分野を基に、教える人と教わる人がマッチングして勉強をします。勉強中と勉強後に休憩時間を設け、進路や趣味について話し、交流を深める機会を提供します。教える側は教わる側になることもできます。オープンバッジを導入し、経歴に残る形で就職や進学に役立つサービスを目指します。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
主に、運営がスマホアプリ、webアプリとしてインターネット上で提供します。また、システムに登録した教えられる科目、教えてもらいたい科目などを基にマッチングをします。初期段階では高専機構が契約しているMicrosoft社のTeamsアプリを利用してオンライン会議ができるようなシステムを提供します。
すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。
通信制高校やオンライン塾が類似しているサービスだと考えます。通信制高校やオンライン塾は、実績のある講師陣を用意していることが強みだと思います。しかし、このSTUniverseは学生同士による教え合いをモットーにしているので、教え合いによる学生同士の学力上昇、コミュニケーション力を向上させることができます。
全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。
勉強はテストのためだけに行うものだと思っていましたが、教え合いを通じて学力が向上し、教える側も深い理解を得られることを高専4年生で実感しました。学校では友達同士の教え合いが中心ですが、このビジネスプランによりコミュニケーション能力も向上します。最終的には、誰もが学びやコミュニケーションに困らない世界を実現したいと考えています。