イントラプレナー部門

"富裕層インバウンド観光客"向け!北陸・飛騨高山文化体験ツアー

チーム名
観光大社
高専名
岐阜高専
このプランのビジネスプラン概要
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このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?

政府は年間インバウンド観光客を2030年までに6,000万人にすることを目標に、積極的な外国人観光客の誘致を行っている。
しかし、我々は、観光で北陸・飛騨高山を訪れた際に、外国人が言語や文化の違いからうまれた、交通手段等で困惑する姿を目の当たりにした。そこで、より完璧にスケジューリングされたツアーがあればと痛感した。
我々は満足度の高い観光体験を提供しきれていないという課題にアプローチする。

このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?

最初に想定する顧客は、インバウンド観光客の中でも特にアジア圏の富裕層である。
富裕層の40-60代の方が、人生経験を豊かにするために訪れるとする。
性別を問わず、大切な人とかけがえのない経験をするため、日本の文化を体験するために夫婦や親友とともに来る想定をしている。精神的・時間的に余裕があるかも重要である。例えば、会社の社長などは豊かな体験に対してお金をはらうところはあまり抵抗がないと考える。

このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?

北陸・飛騨高山には山、海、そして歴史的建造物がある。しかし、まだまだ外国人が知らない隠れた素敵なスポットがある。英語(中国語)検索やSNSだけでは調べきれない所にも我々のツアーに参加すれば体験することが出来る。
純粋に有名な観光地を回るのではなく、よりオリジナルで特別な文化経験を積むことが出来る点。多額の料金を支払ってもらう分、一流の自然、宿泊、料理、文化体験は100%保証するという魅力がある。

このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?

快適性の高い車での移動を提供する。移動はそれで行い、数日を通したツアーを行う。ツアー内では通訳や運転手を完備したうえで、例として、日本の伝統文化である漆器作りや、腕が確かな職人の方が作るお寿司等の食事を提供する。
他にも、能登半島が地震からの復興で大変な中、希望者には能登の自然やダム見学、国定公園の体験など日本人でさえも体験することが難しいオンリーワンのプログラムを提供し、高い満足度を目指す。

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

北陸・飛騨高山で、関係者+観光客10人弱におさえてツアーを遂行する。2-3日かけて午前は高山市、午後は飛騨市、宿泊場所初日は白川郷でというように場所をどんどん移動させる。オプションで1組限定の完全プライベートでも開催可にする。
基本はWebやSNSの応募フォームから申し込んでもらう。日程は、予約や協力会社の実態に応じて柔軟に対応できるようにする。例として、金箔体験や歴史ある建物のツアーを行う。

すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。

国内で日本人を対象にした高級性あるツアーは大手観光会社が多数行っている。しかし、インバウンドを見据えた、外国人を対象にした高級感あふれるオリジナルツアーはまだまだ認知度も低く、実施している例も少ない。
外国人用手配代行はあるが、ツアー提供事例はかなり少ない。そこに新規/独自性を持っている。さらに、地域限定していき、差別化させる。そして地域限定化によりノウハウを蓄積しプロ化につなげることが出来る。

全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。

観光大社のメンバーは観光が大好きで、高橋や安田は卒業研究でも観光に密接に関わる研究をしている。コロナ禍という観光の最も敬遠された時代から高専生活が始まり、研修旅行といった観光をはじめ、多くの大切な時間を過ごしてきた。5年間の集大成はサミットを通して、制限のない観光でビジネスを立ち上げるという最高のエンディングである。飛騨高山は岐阜県を代表する観光地で、より栄えてほしいという思いものせ、取り組む。