ソーシャルドクター部門

見守り熱中症対策

チーム名
E-Project
高専名
宇部高専
このプランのビジネスプラン概要
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このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?

少子・高齢化社会の最前線で働く介護士・保育士(顧客)の通常業務に加えて、高齢者や子供の
いつ発症するか分からない熱中症対応や、体調の急変に早急に対処するなどの追加業務による心
身の疲弊、それに伴う次世代の担い手不足問題

このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?

介護施設ならびに保育・幼稚園などの幼児施設を想定しています。最初の顧客は、そこで働く介
護士・保育士が最初の顧客です。幅広い年代の方々が活躍していますが、近年の老老介護問題を
背景として、とくに介護施設では 65 歳以上の高齢者が顧客の半数を占める可能性があります。

このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?

顧客が管理する高齢者ならびに幼児(着用者)に装着してもらった体温認知バンドによる、①着
用者がバンドの色の変化で自身の危険を認知できる機能(体温情報の視覚化)、および②着用者自
身が危険を感じた時にワンタッチで顧客に位置情報を通知できる機能(通信手段の簡略化)点です。

このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?

体温の変化を視覚化し、自己管理の簡略化と登録者 (介護士・保育士) の負担が軽減できるバン
ドです。登録者は、バンド着用者(高齢者・子供)の体温情報(位置情報)をモニタリングで
きるとともに、対象者自身も自身の体温を視覚的に認知して、自ら給水できるようにするこ
とで熱中症リスクを大幅に低減して介護士・保育士の業務負担を低減します。

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

我々メンバーが介護施設・保育施設に赴いて、ネットワーク環境を整備すると同時に、介護士な
らびに保育士にモニタリングの操作方法および着用者分のバンドを配布することで提供が完了します。

すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。

既存の商品で熱中症予防に関するバンドがありますが体温を数字で表示しているのに対して、本
製品は色を全面的にアピールすることで体の変化に速急に対応できるようになっています。そし
てアプリを連携することによって自己管理がどうしても難しい人を他者が管理できることは既存
の製品と比較して優れているところです。

全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。

きっかけは幼稚園児の送迎バス置去り死亡事件です。幼児が置去りになると、多くは自己対処できません。夏場は熱中症リスクも高まります。他方、熱中症搬送者の中でも高齢者の割合は特に多いです。高齢者は自己管理が難しく熱中症リスクが高いと考えました。見守りたい人のいる場所と状態をいち早く知る・伝えることが課題解決に繋がります。水分補給のタイミングや涼しい場所への移動などを自分で判断できる手助けがしたいです。