ソーシャルドクター部門
これって非常食ですよね ~非常食を日常食に~
- チーム名
- 美女の宅急便
- 高専名
- 富山高専 射水キャンパス
このビジネスを行うことによって解決したい顧客の課題(社会課題)は何ですか?
非常食=非常時に食べるものと考える人が多いが、実際に災害が起きたとき、慣れない非常食に抵抗感がある人も少なくない。国民生活センターによると、非常食の賞味期限が切れていたことがある人は6割以上いる。また子供向けの非常食の備蓄は、期限が短かったり後回しにされたりと、備蓄が進んでいない避難所がほとんどだ。それに加え無添加非常食の存在もまだ世間に広く認知されていない。そのような問題を解決したい。
このビジネスの顧客はどんな人・組織ですか?特に最初に顧客になるのは誰ですか?
・子育てをしている家庭(特に乳幼児が家庭にいる方)
・健康に気を付けている人、アレルギーを持っている人
このビジネスを行うことで提供したい独自の価値は何ですか?
1番のウリは、すべての商品が無添加・低アレルゲンのものを扱っているということだ。体に優しい商品を扱うことで、子供から大人まで「安全に・安心して・楽しく」食べることができる。子供から大人まで食べられるようにすることで、親子・家族一体となって非常食を楽しむことができ、またコースをする時などに非常食と共に子供の成長も感じることができる。
このビジネスで提供する製品・サービスは何ですか?
非常食のサブスク
・4か月から2歳までを対象とした乳幼児コース
内容:ミルク(3本)、おかゆ(1食)、離乳食(3食)
・3歳から大人までを対象とした通常コース
内容:お米類(2食)、総菜(3食)、米粉パン(1食)、水(2本)
1か月に送られてくるセットが非常時1日に必要な食料。セットにローリングストックなど災害時や防災に役立つ情報をまとめたチラシも同封する。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
注文サイトを作成し、そこで顧客にコースを選んでもらい配送業者が顧客宅まで届ける。また、3ヶ月分貯めて4ヶ月目から食べ始めることで、消費ながら備蓄するというローリングストックの考え方に基づくことができる。そこでコース移行の際余っている非常食がある場合はその非常食を試食会などで利用することで、非常食について幅広く知ってもらえる。また、非常食期限切れに伴う廃棄も少なくなりSDGsにも繋がる。
すでに存在する類似製品やサービスはありますか?あるならばそれらと比較して圧倒的に優れている点を教えてください。
既存のサービスとしてローリングストックのサブスクを行っている企業がいくつかある。それらと違う点は、無添加・低アレルゲンの非常食のみを使用しているところと、乳幼児に向けたセットも用意してあることだ。
全体を振り返って、このビジネスプランを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください。
災害が多い日本で誰もが安心して日頃から備えが出来ればと考える。非常食をサブスクという形で身近に感じてもらうことで、自分で買いに行く手間を省け非常食が手に取りやすくなる。また、顧客のニーズに沿った商品品質で非常時必要な量の備蓄も行える。そして、『ローリングストック』という考え方に着目し、余った非常食を再利用することで食品ロス削減にもなる。災害大国に住む人達が安心できるビジネスになってほしい。