このアイデアで解決したい課題は何ですか?
AI時代、人は便利になる一方で「偶然の出会い」や「その場の共有体験」を失いつつあります。
ゲームセンターで隣の人と協力プレイしたい、カフェで同じ本を読んでいる人と話したい
でも声をかける勇気がない。nearlは「今ここで一緒に何かしたい」という気持ちを
位置情報とマッチングで実現し、リアルなつながりを生むアプリです。
その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。
既存の類似サービスを調べ、市場の中でどういった差別化をはかっているのか、ユーザー数はどのようなものかを調べました。
また、友人に「見知らぬ人に声をかけられない経験」を聞き取り、
「趣味が同じなら話したい」「でも拒絶が怖い」という心理的障壁を発見。
これをもとに、マッチング形式で双方が同意した場合のみ接続される仕組みを設計しました。
このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?
nearlは「今ここで○○したい」という"行動リクエスト"を近距離で共有する、近距離リアルタイムで投稿ができるアプリ。
例:「誰かゲームしませんか?」「この映画観た人、感想聞かせて」
マッチした相手とは時限式チャットで会話し、リアルで会うか判断でき、投稿は短時間で消え、特定リスクを抑えたり儚さを演出したりします。AIなどを用いた「話しかけた後の会話デッキ」などで知り合った後のサポートをする。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
学生チームによるスタートアップとして開発。
まずはゲームセンター、ライブ会場、高専・大学キャンパスなど、同じ趣味・目的を持つ人が集まる場所で実証運用します。
スマートフォンアプリとして提供し、Firebase・Google Maps API・AIモデレーションで安全性を確保。
将来的にはイベント主催者や地域店舗と連携し、リアルな場の価値を高めます。
提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください
メインユーザーは16~25歳の学生・若手社会人。趣味はゲーム、音楽ライブ、カフェ巡りなど。
「一人で来たけど話したい」「同じ趣味の人とその場で盛り上がりたい」が、
声をかける勇気がない層です。
例:ゲームをプレイ中の学生、ライブ会場で感想を共有したい会社員。
加えてイベント主催者や店舗が、来場者同士の交流促進ツールとして活用します。
提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?
nearlは「見るSNS」ではなく「会うためのツール」です。
匿名で心理的ハードルを下げつつ、マッチング形式で双方同意を前提とするため、
一方的な接触や誹謗中傷を防げます。投稿は消えるので気軽に使え、位置情報とAIで安全性を担保。マッチング目的でなくても現在地周辺のリアルタイム情報共有。Tinderの「マッチング」×Discordの「趣味でつながる」×Xの「話題を見つける」×位置情報の融合
全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください
高専生活を振り返ると、まだまだ自分の知らない面白い人が身近にいるなと実感しましたが、話しかける勇気がわかず、色んな人ともっと関わる機会を得たいと思いました。また、呼び出しボタンを実装しているお店があり、声を出すことが苦手な人にも嬉しい設計を学びました。nearlは、"声をかける勇気"を後押しし、リアルな体験を取り戻すアプリです。 「ここにいる誰かとつながれる」??そんな安心感を届けたいです