有明高専

KOSEN サーキットデザイン教育インストラクター 養成ビジネス

チーム名
サーキットデザインBoys
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

有明高専ICLabでは、2006年から半導体設計技術者を数多く輩出しています。国内で半導体への注目が集まる中で、全ての人に半導体を身近に感じてもらうための教材を開発しました。「サーキットデザイン教育」と称して、それを2000人以上に急速展開しています。専攻科でそのインストラクターを養成する授業を受けている内に、有明高専から全国の高専にサーキットデザイン教育を普及させたい!と考えるようになりました。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

全国の高専と連携してサーキットデザイン教育のインストラクターを養成しようと考えています。2023年から有明高専専攻科授業として開講された「サーキットデザイン」の1期生である2名のメンバーが、全国の高専に直接うかがいます。高専生や大人の方を対象とし、半導体・集積回路設計を中心とした講座を実施します。これを修了することで、「サーキットデザイン教育インストラクター」として認定される仕組みを確立します。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

(1)提供できる商品
・特許取得!持って帰れる紙ベースの半導体教材
・日本初!メタバース上で楽しめる半導体製造プロセス体験ゲーム「サーキットデザイナー」
(2)提供できるサービス
上記商品の教育・指導ノウハウを公教育として展開します。さらに、企業実務レベルの半導体設計ができる環境構築を希望する方に対して、出張指導を実施します。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

TSMCが熊本県に進出したことをきっかけに、「日の丸半導体」復権の機運が高まっています。プログラミング教育の取り組みが小学校で始まったように、小学校での半導体教育が求められるようになると私たちは確信しています。その時、教える人が不足する課題を想定すると、このビジネスプランはそれを解決できます。私たちは、サーキットデザイン教育を通じて、全ての人が半導体を身近に感じることができる社会を実現します。

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

調査の結果、ありませんでした。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

全国の高専を対象として、高専生と大人の方にサービスを実施します。宣伝の相手は高専教員と考えており、「サーキットデザイン教育インストラクター」養成講座の取り組みをアピールします。初めに展開する地域としては、半導体の注目が特に集まっていて、拠点とする有明地域からも近い九州の高専を想定しています。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

起業する場合の課題は二つ考えています。一つ目は、受講者の数の把握と確保です。需要予測という観点でビジネス的に一番の難関だと考えています。二つ目は、「サーキットデザイン教育インストラクター」認定の仕組みを完成させることです。学生であるメンバーには人脈がないため、指導教員である野口卓朗先生の力もお借りしたいと考えています。