富山高専 射水キャンパス

ゴミ箱はどう活きるか

チーム名
スマート!スマート!スマート!
このプランのビジネスプラン概要
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このプランを思い付いた背景

富山市の開発進行に伴い、新しい商業施設が増えているが、駅周辺や施設内にゴミ箱がほとんどない。これにより、買い物した後のゴミの処理に困り、不法投棄や持ち帰りを余儀なくされている。調査により、この問題の根本には自治体や企業による「ゴミ箱設置の抵抗」があることが明らかになり、その認識を変えるための取り組みとして考えた。

このビジネスプランは、「誰が」「どこで」「どんな風に」提供するのですか?

自社が複数の会社から支援を募りつつ、自治体が持つ土地や商店街、商業施設に広告付きスマートゴミ箱を設置し、ゴミ箱の管理まで請け負うことで自治体や中小企業、商店街,商業施設の地主、地域住民など多くの人々にvalueを提供できる。最終的にはランニングコストゼロで多くの地域にも応用できるサスティナブルなビジネスモデルとしてオープンソースで広く普及する枠組みのきっかけにしたい。

このビジネスプランで提供できる商品・サービスは何ですか?

スマートゴミ箱(※)導入のハードルをより一層下げるために、地域のSDGs組合のような組織を作成し複数の会社から支援を募りつつ資金を集め、自社でゴミ箱の管理まで請け負う。そしてゴミ箱とセットで企業の広告も担う。スマートゴミ箱に関しては株式会社FORCETEC様に協力していただき、自社ではスマートゴミ箱自身の値段とその他費用(管理や点検、企業の広告etc.)を組合の方から集金し運営していく。

このビジネスプランは、どのような社会課題を解決できるもの(またはお客様のニーズに応えようとしているの)ですか?

自治体や中小企業、商店街,商業施設の地主の以下のようなニーズ
・人が近づく唯一の広告媒体としての優位性を生かしたQRコードや自動配信などを活用したダイレクトに訴求するプロモーションができる点をアピール
→人材確保への後押し!/地域からの企業イメージ向上
・消費活動の促進
→経済循環の活性化/地域のテイクアウト需要への対応
・ゴミ箱の管理コストゼロ
→誰が責任を持つのか?という悩みを消失

すでに存在する類似商品やサービスはありますか?ある場合、それらと比較して優れている点を教えてください。

競合として広告事業者があげられる。
既存の広告では看板やポスターを利用して一つあたり数十万~数百万するのに対し、自社では一律10万円/月で比較的とっつきやすく、企業の広告/宣伝/アピールをすることができる。また、看板やポスターとは違い、ゴミ箱は人が近づいてくる広告塔であるため、より認知してもらいやすい。

サービス対象はどんな人・組織ですか?そこに対する宣伝・営業・販売方法について教えてください。

はじめは富山県内の自治体や中小企業、商店街,商業施設の地主に対して直接交渉をし、置いてもらうことを考えております。そして、そこでの設置がうまくいったあとは県内外の多くの人が利用する場所に直接交渉と口コミによる依頼で増やしていきたいと考えている。

このビジネスプランで起業する場合の課題は何だと考えますか?

ゴミ箱に企業やお店が広告を掲載したいと思ってくれるのか?
→そもそもゴミ箱に掲載したくない理由としては、「ゴミ箱=汚い」という認識があるからではないだろうか。その為、ゴミ箱の管理/点検を欠かさず行い、スマートゴミ箱を活用してゴミがあふれるというような景観の阻害要因を無くすることで「ゴミ箱=汚い」という認識を払拭し、むしろ「ゴミ箱=人が自ら近づいてくる広告塔」であるという認識に置き換えられる。