アイデア部門

未来を導くサポーター TeachAI

チーム名
Team Insight
高専名
豊田高専
このプランのビジネスプラン概要
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このアイデアで解決したい課題は何ですか?

受験に関する教育における情報格差。特に言語や情報収集の時間という壁があったり、金銭的な理由から塾などに通えなかったりと、進路に向けた情報を手に入れにくい立場にある人がいること。一方で、専門性の強い学科を持つ学校が魅力を十分に伝えられず、生徒数の確保ができていないため、学校自体の存続にも問題が出てきているという課題もある。この状況は学生の未来や教育機関の存続に関わるため、解決すべき課題である。

その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。

周囲の受験生と保護者の受験に関する悩みを調査した。どれだけの人が進路に関して後悔しているか、その原因は何か調べた。特に受験生のころ一年にどのくらいの金額を教育費として払っているかの平均を調べ、中学三年生で約45万円、高校三年生で35万円だと知った。日本語がわからない外国人がどのようなことで困っているか調べ、8.2%が学校関連と回答していることを知り、進路決定でも情報格差があるのではないかと思った。

このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?

AIが進路に関する悩みに回答してくれるサービスを基本の機能としたアプリ。多言語対応であり、心理士や教育の専門家にオンライン上で相談することもできる。生徒数が確保できない学校の広告を掲載し、提携してバーチャルでのオープンキャンパスや授業体験、そこに通う生徒の声を聴くことができるようにする。金銭的な理由から進路について悩みを持っている人向けに奨学金の情報をまとめて掲載する。

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

教育の専門家や心理士と提携してクラウド上のアプリとして提供し、ユーザーは月額課金で利用する。学校の広告掲載や提携校からの広告費も収益源とし、ユーザーの金銭的な負担を減らす。AIが回答する情報は、文部科学省や学校公式HPなど信頼できる情報源をもとに学習させ、さらに教育の専門家のチェックをしてより正確な情報をユーザーに提供する。心理士への相談やオープンキャンパス等もアプリを経由してオンライン上で行う。

提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください

メインターゲットは進路選択の真っ只中にある中高生とその保護者。特にヤングケアラー等の時間が不足していて情報格差がある人や金銭的な理由で塾に通えておらず進路に悩みを持つ人。また、外国にルーツがあり言語の面でそもそもの受験のシステムや学校についてわからない人。進路サポートではなく提携し広告を掲載する相手として、生徒数が十分に確保できていない学校。

提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?

進路選択の際、金銭や時間の面から情報格差が発生していると考えた。このサービスのウリはどんな立場の人でも低価格で進路に関する一人ひとりに合ったサポートを短時間で気軽に受けられること。本来なら塾などコストのかかるものを利用することでしか受けられないようなサービスを人件費などの経費を削減することで安価で提供することができ、低収入であったり時間がなかったりする家庭の情報格差の解消につなげることができる。

全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください

自分自身が高専というレアな進路を目指していた中で周囲の同級生と自分の立場が違う不安や、どの高専のどの学科にどんな特徴があるか、自分の興味に合っているのはどこかと悩んだ経験から思いついた。さらにこのプランについて進めていく中で、経済的な問題や言語の壁という問題も解消できるようになるかもしれないと考えた。そういった人の助けになるようなプランになっていればいいと思う。