アイデア部門

Mixtudio - 誰もがクリエイターになれる音楽共創プラットフォーム

チーム名
私のチーム
高専名
産技高専 品川キャンパス
このプランのビジネスプラン概要
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このアイデアで解決したい課題は何ですか?

近年の音楽制作アプリは、BandLabやGarageBandのような多機能・高難易度のDAWとよばれるアプリ群と、Suno AIやUdioのような低難易度だが音楽の「創作」とは程遠い位置関係に存在するアプリ群によって二分化されている。現代のこの世の中には、語学学習におけるDuolingoのような、事前知識のない音楽未経験者が学びながら理想を実現できる「優しい入り口」というものが存在しない。

その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。

現行の教育や創造のゲーム化の現状調査(私のような怠惰な人間が学びに夢中になれる要因分析)。我々が常日頃から遊ぶゲームが過度なストレスにならず、楽しい理由の考察(主に「桜井政博のゲームをつくるには」を参照)。ゲームプレイヤーの4タイプ(バートルの4分類)に基づいたペルソナ作成とシミュレーションの実施。マルチプレイヤーゲームのUI・バックエンドの仕組みの調査(Fortniteが主な対象)。

このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?

音楽知識ゼロでもスキマ時間に「曲を完成させる成功体験」を届ける音楽共創アプリ。スマホに最適化されたUIと「15秒・4トラック」の制約が創作の壁をなくし、他の曲をアレンジする「Remix」や連結させる「Chain」機能がコミュニティでの共創を加速させる。また、単なる制作ツールに留まらず、ランダムに選ばれた曲の3分間の即興Remixなどの対戦モードで、音楽のeスポーツ化とエコシステムの構築を目指す。

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

我々Mixtudio開発チームが、App StoreおよびGoogle Playストアを通じて、スマートフォンアプリとして提供。ユーザーは通学中の電車や学校の休み時間、寝る前のベッドの上など、生活の中のあらゆるスキマ時間に、指一本で気軽に音楽のアイデアを形にし、コミュニティに投稿することが可能。また、投稿を確認・閲覧するのみならば機器を問わず、公式サイトで可能。

提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください

17歳の女子高校生。通学中のスキマ時間にTikTokを眺め、勉強するときにはルーティーンとして必ず好きな曲を流す。また、自己表現への憧れを持つ一方、突出したスキルもなく顔出しのリスクも怖い。周りの友人とは音楽の趣味が合わないと感じており、同じ熱量で語れる仲間を探している。彼女にとって音楽とは生活の一部であり、自己表現と、まだ見ぬ誰かと繋がるための重要な存在である。

提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?

楽曲を完成させて投稿することがゴールではなく、それがすべての始まりであるというところ。投稿者本人が許諾さえすれば、それをコミュニティのユーザーが自由に風味を変えたり(Remix)、前奏や後奏を付け加えたり(Chain)、作品の可能性を無限に広げられる。また、検索やおすすめから楽曲を見つけたり、偶然対戦モードで聞いた曲を好きになることも。ユーザーの楽曲が中心となった最強のエコシステムを持っている。

全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください

全ての始まりは、メモ帳に残っていた今年の春の小さなアイデアだった。夏休みのある夜、思いついたアイデアをメモ帳に書き込むついでに過去のメモを見ていたら、この構想に気づけば朝になるほど没頭し、自身が「これはいいな」と思う程にまで練り上げた。友人に話すと「面白い」と共感してくれた。こうして私たちのチームは生まれた。このアイデアを面白がり、実現させようとする情熱と狂気では、他の誰にも負けない自信がある。