このアイデアで解決したい課題は何ですか?
燃やして処理するごみの量が世界一多く、「生ごみの約80%が水分」であることです。また、福祉・教育施設における障害のある方や児童の「社会参加をする機会の少なさ」、そして職員の「活動支援に伴う負担の大きさ」です。
その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。
世界の焼却炉のうち半分以上が日本にあり、「燃やすごみ」の約40%は生ごみであることです。また、福祉施設を見学した際、障害のある方の多くが同じ色や形を見つけることや動くものに興味を持っており、視覚障害のある方はビーズ通しなどをしてそれぞれが「できること」を活かして活動していることがわかりました。一方で、職員は一人ひとり異なる特性に対応するため業務量が多く、施設運営においては補助金が少ないことから、導
このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?
このアイデアで提供する製品・サービスは、障害のある方や児童が楽しみながら地域とのつながりやSDGs教育に参加でき、コンポストの分解過程を色・形・動きで可視化する体験型教材と連動ツールです。福祉施設や教育施設の職員が、利用者の得意な感覚を生かしながら自然の循環を伝え、意味ある活動と環境学習を両立できます。また、センサーで温度や湿度の変化を感知し知らせることで、コンポストを失敗しにくくする設計です。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
本製品・サービスは、福祉施設や教育施設の職員が、施設内で障害のある方や児童と一緒に活用するものです。職員は、利用者の得意な感覚(色・形・動き)を活かしながら、コンポストの分解過程と視覚的・体験的に伝えることができます。センサーや教材キットを使って、分解の進行を色やアニメーションで可視化し、自然とのつながりや環境への関心を育む活動を提供します。
提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください
本製品・サービスの主なユーザーは、福祉施設や特別支援学校、小学校などの教育施設です。利用者は色や形、動きに興味があり、視覚や触覚を通じた活動が得意な障害のある方(知的・発達・身体・視覚など多様)や障害のある子どもや環境教育に関心ある児童、SDGsや理科・生活科の教材を探している職員です。年齢・性別は問いません。
提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?
障害のある方や子供の「得意」を活かして、自然とつながる体験ができることです。障害のある方や子供の感性・自然の営み・テクノロジー・地域循環の掛け算が、他にはない「優しくて力強い価値」を生み出せると考えています。
全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください
環境と福祉・教育をつなぐ体験を通じて、誰もが社会と関われる仕組みを作りたいと思い考案しました。現場に根ざした課題解決を目指し、科学が人の暮らしに寄り添い、誰もが楽しみながら知的好奇心を育める場をつくれたらと思っています。