このアイデアで解決したい課題は何ですか?
私たちが解決したいのは、日本全体に残る古いシステムの問題です。長年使われてきたシステムは分かりにくいUIや複雑な操作が多く、入力ミスや手順の増加を招き、業務効率を低下させています。効率の悪いシステムを使い続けることは企業だけでなく社会全体にとっても損失であると考えています。UIを改善できれば、日本全体の業務効率の向上、および教育時間の削減につながりると考えています。
その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。
実際にアルバイト先で使われている古いシステムに触れ、UIの非効率性を体感しました。経済産業省のDXレポートや日本医療機能評価機構の報告書といった客観的事実を調査しました。さらに、知人にインタビューを行い、職場における古いGUIがストレスや業務効率の低下に繋がる共通の課題であることを確認しました。
このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?
AIを活用した「Re : Face」というソフトウェアを提供します。これは、既存のシステムのソースコードに手を加えることなく、その画面の上にAIが自動生成・最適化した直感的なUIを重ねるサービスです。これにより、ユーザーは新しいUIを通じて古いシステムを操作できるようになり、システムの使いやすさを大きく改善します。
その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?
誰が:私たち高専生チームWorld Seekersが開発・提供します。
どこで:まずはセキュリティリスクを下げるために、顧客のローカルサーバーにインストールするオンプレミス型で提供します。
どのように: 初期診断費用と、AI機能の利用に応じた月額サブスクリプション契約を結び、継続的なUI改善とサポートを提供します。
提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください
ユーザー: 初期のターゲットは予算の少ない中小企業、地方自治体、町の工場などです。
ユーザの具体像(年齢:全年齢、性別:両性、仕事:上記等の組織の労働者)
提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?
私たちのサービスは、既存システムにUIを重ねる技術にAIを組み合わせ、ユーザー操作ログを学習して自動で最適化する点が独自です。これにより、誰でも簡単に自分の業務スタイルに合わせた使いやすい画面が生成されます。強みは、既存システムを改修せず導入できるため低コスト・低リスクであること、また使えば使うほど操作性が向上し業務効率が自然に高まる点です。
全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください
古いシステムで業務効率が低下している現場に、以前から疑問を感じていました。高専で培ったAIとUI/UXの知識を活かし、技術的な不便さから人々を解放したいと強く思っています。このサービスは、企業がDXに踏み出す一歩となり、地方の中小企業を含む日本全体の生産性向上に貢献できると信じています。