アイデア部門

Whatの追求、ものづくりの民主化

チーム名
綿雲研究所
高専名
神戸市立高専
このプランのビジネスプラン概要
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このアイデアで解決したい課題は何ですか?

電子工作やプログラミングの専門知識がないと、アイデアがあっても装置を自作できない「ハードウェア開発の敷居の高さ」と、既存IoT機器がメーカーごとに互換性や拡張性に乏しく、ソフトのようにアイデアを共有・再利用できる基盤がない状況を解決したいです。

その課題の解決のために、今までに調べたこと・実行したことを教えてください。

ArduinoやM5Stack、Sony MESH、ノーコードツールを調査し、非エンジニアには依然敷居が高いと整理したうえで、磁気ポゴピン端子を使ったブロック試作や、LLMによる自然言語からの制御コード自動生成のプロトタイプ検証を進めています。

このアイデアで提供する製品・サービスは何ですか?

AI自動コーディング機能を搭載したモジュール型IoTブロック「ゆどうふ」です。ブロックを磁石で繋ぎ、AIに話しかけるだけで目的の機器が完成します。また、ハード構成とコードをセットにした「物理アプリ」を、スマホアプリのように作成・共有・ダウンロードできるプラットフォームを提供します

その製品・サービスは、例えば「誰が」「どこで」「どのように」提供するものですか?

誰が…運営チームがコアブロックと代表的なセンサブロックおよび物理アプリのストアを開発・運営し、どこで…オンライン上のマーケットプレイスにて、どのように…基本セットの販売に加え、ハード仕様とSDKをオープンソース化し、サードパーティ企業や個人が互換ブロックや「物理アプリ」を自由に開発・販売できるエコシステムを構築して提供します

提供する製品・サービスのユーザーはどんな人・どんな組織ですか?ユーザーの具体像(年齢・性別・家庭環境・趣味・仕事等)を考えて教えてください

主なユーザーは、安価に現場DXを進めたい個人飲食店や農家などの小規模事業者と、自作ガジェットやプロトタイピングが好きな学生・個人開発者であり、既製品では満たせないニッチな課題やこだわりを自分の手で解決したいスモールマス層などを想定している。

提供する製品・サービスの一番のウリは何ですか?

最大の特徴は、M5Stackのように開発者がコードを書くボードではなく、非エンジニアであっても正方形ブロックをつないで行き、AIに要望を話すだけで装置が完成し、そのレシピを物理アプリとして世界中と共有・再利用できる「ハード版アプリストア」を中核に据えている点にあります。

全体を振り返って、このアイデアを思いついた背景と課題解決に向けた思いを教えてください

スマホとアプリストアによりソフトウェア開発は広く開かれた一方で、ハードウェアは依然として専門家だけの領域だと感じています。そこで私達は「エンドユーザー・マニュファクチャリングの民主化」を実現したいと考えました。誰もが発明家になり、世界中のニッチな課題が個人の手によって解決される未来をつくりたいです。